Webには載っている。
でも、許可台帳にはない。
その”ズレ”を、Web横断の情報収集と許可・届出台帳の照合で洗い出す。自治体による無許可営業の把握を、情報収集の面から支えます。長野県 令和7年度の調査業務で実施した仕組みです。

Issue
その宿、許可は取れていますか。
全数の確認は、年々重くなっています。
予約サイトやSNSで、誰でも手軽に宿泊施設を掲載できる時代になりました。一方で、許可・届出の有無を一件ずつ確認し続ける作業は、自治体にとって大きな負担です。
掲載サイトが多すぎて、どこを見れば網羅できるのか追いきれない。
施設名や住所の表記ゆれ・重複で、台帳との突き合わせに手間がかかる。
新しい施設が次々に増え、確認が後手に回ってしまう。
Service
Web上の宿泊施設を集め、
台帳と突き合わせ、候補をリスト化する。
公開情報の収集から、許可・届出台帳との照合、報告書の作成まで。一連の確認業務を、まとめてお引き受けします。
最終的に、無許可営業の疑いがある施設の候補を、所在地や掲載元URLとともに具体的なリストにしてお渡しします。実地確認や是正指導へ進むかどうかを判断する、最初の材料になります。
Web上に載っている施設
許可台帳・届出台帳
Work Flow
収集から報告まで、5つの工程で。
機械任せにせず、人の目で誤判定を減らしながら、無許可営業の候補を具体的なリストにしていきます。
収集
OTA・SNS・地図・組合など7つの情報源から、宿泊施設情報を横断収集。
名寄せ
住所・施設名・電話の表記ゆれを統一し、重複を1施設に統合。
台帳照合
許可台帳・民泊届出台帳と突合し、登載あり/要確認/登載なしに分類。
品質検証
2割の抜き取りチェックと人の目視で、誤判定を見つけて直す。
報告
Excel・PDF・ダッシュボードなど、そのまま使える形で納品。
Strength
3つの特徴
Web横断の情報収集
予約サイト・SNS・地図・組合など複数の情報源を横断。ひとつのサイトだけでは見つからない施設も拾い上げます。
人とAIで誤判定を減らす
機械的な照合だけに頼らず、抜き取りチェックと人の目視で誤判定を補正。代理店の共通電話番号による誤ヒットなども見つけて直します。
そのまま使える納品物
Excel・PDF・ダッシュボードなどで納品。所在地や掲載元URLまで揃え、その後の確認作業へすぐ進める形に整えます。
Results
長野県 令和7年度、実施済み。
長野県内(長野市・松本市を除く)を対象に、令和7年度の情報収集業務を完遂。収集から照合、品質検証、報告まで一貫して実施しました。
※「候補394件」は無許可営業が確定した数ではなく、台帳への登載が確認できず、追加の確認が必要な施設の数です。このうち129件は海外予約サイトの英語表記施設で、照合方式の制約により台帳と突き合わせられなかったもので、許可・届出済みの可能性も含みます。ほかにも新規開業で台帳への反映待ちの施設などが含まれます。実地での最終確認は自治体が行う前提の、調査の出発点となるリストです。
Next
訪日需要の高まりに、多言語対応で。
訪日旅行者向けの宿泊施設は、今後も増えていくと見込まれます。海外の予約サイトや英語表記の施設名にも対応できるよう、多言語での照合精度の向上に取り組んでいます。
Application
この仕組みは、旅館業専用ではありません。
本体は「Webの公開情報を集め、お手元のデータと突き合わせ、確かめる」こと。実績があるのは旅館業の調査ですが、比べる相手が変わっても、同じ流れを応用できます。
宿泊税の導入・検討に
宿泊税を導入・検討する際の、域内の宿泊施設の全体像づくり。この調査で集める施設データは、その土台として活用できます。
ほかの許可業種でも
グルメサイトや地図に載っている店舗と、営業許可・届出の台帳を照合する。許可・届出の対象となる食品のネット販売の確認など、同じ型の業務に応用できます。
台帳側の実態確認に
台帳には載っているのに、Web上で営業が確認できない施設を洗い出す。届出のないまま廃業した施設を把握する手がかりになり、台帳を実態に近づける出発点になります。
「このデータ、Webと突き合わせられるだろうか」という段階からで構いません。目的とお手元のデータに合わせて、収集先と照合の方法から一緒に設計します。
FAQ