

「今後、どういう方向に成長していきたい?」って聞かれて、うまく答えられなかったことありませんか?
Web制作の現場では、コーディング、デザイン、ライティング、分析、ディレクション……と必要なスキルが年々広がっています。目の前の案件をこなすことには慣れてきたけれど、「自分のスキルが全体のどこにあるのか」「次に何を伸ばせばいいのか」は、意外と見えにくいものです。
私たちエールシステムも、まさに同じ課題を抱えていました。スタッフ一人ひとりの得意・不得意を把握して、チームとしての成長戦略を描きたい。でも、既存のスキルマップはどれもしっくりこない。
そこで、自分たちで作ることにしました。
この記事では、Web制作のスキルを「職業」として可視化する無料ツール「ジョブツリー」の使い方と活用法をご紹介します。


「ジョブツリー」とは
ジョブツリーは、Web制作に関わるスキルを「職業」という単位で可視化する無料の自己評価ツールです。
用意されている職業は全部で19。3つの階層に分かれています。
基本職(9職)
HTMLコーダー / グラフィックデザイナー / カメラマン / クリエイティブ編集 / ライター / SNS運用 / サーバー管理 / プログラマー / アナリスト
専門職(7職)
Webデザイナー / UI/UXデザイナー / フロントエンドエンジニア / バックエンドエンジニア / 映像クリエイター / マーケター / ディレクター
統合職(3職)
フルスタックエンジニア / Webプロデューサー / クリエイティブディレクター
基本職の組み合わせで専門職が開き、専門職の組み合わせで統合職が開く。ゲームの「転職システム」に着想を得た仕組みです。
さらに、2つの職業を組み合わせると「その掛け合わせならではの強み」が表示されます。全153通り。たとえば「アナリスト × グラフィックデザイナー」なら「デザインの良し悪しを感覚ではなく数値で判断できる」といった具合です。
「ジョブツリー」の使い方
操作はシンプルで、4つのステップで使えます。
星をつけて自己評価する
各基本職に星1〜8の評価をつけます。基準は「一人で案件をこなせるか」。職業名をクリックすると星ごとの詳細レベルも確認できるので、迷ったらそこを参考にしてみてください。
専門職・統合職をアンロックする
基本職の星が6以上になると、その組み合わせに対応する専門職がアンロックされます。たとえば「グラフィックデザイナー」と「HTMLコーダー」が両方星6以上なら「Webデザイナー」が開きます。
職業をセットして強みを確認する
アンロック済みの職業から2つを選んで「セット」すると、その組み合わせの強みが表示されます。自分の現在のスキルセットでどんな価値を出せるかが言語化されます。
シミュレーションモードで目標を探る
「シミュレーション」タブに切り替えると、まだアンロックしていない職業も含めて自由に組み合わせを試せます。「この2つを掛け合わせたらこんな強みが出るんだ」という発見が、次の学習目標になります。
「ジョブツリー」の活用シーン
個人のスキル棚卸し
まず試してほしいのが、一人でじっくり星をつけてみること。
「コーディングは星5だけど、アナリストは星2だな」「ライティングは意外と星4あるかも」と、普段は意識しないスキルバランスが数字で見えてきます。
全部つけ終わったら、ページ下部の「あなたの現在地」を見てみてください。アンロック済みの職業と、あと少しで届く職業が一覧で表示されます。「サーバー管理をあと2つ上げれば、バックエンドエンジニアが開く」といった具体的な目標が見えてくるはずです。
チームの成長設計
リーダーやマネージャーの方には、チームでの活用もおすすめです。
メンバーそれぞれに自己評価をしてもらい、結果を持ち寄る。すると「デザインは強いけど分析が手薄」「コーディングとライティングはカバーできるが、映像制作は誰もいない」といったチーム全体のスキル分布が見えてきます。
採用や育成の方向性を考えるときの材料にもなりますし、1on1で「次の半年でここを伸ばそう」という会話の土台にもなります。
まとめ
ジョブツリーでできることを整理します。
- 星評価でスキルの現在地を可視化
- 職業のアンロックで成長の道筋を確認
- 153通りの組み合わせで、自分だけの強みを発見
- シミュレーションモードで将来の目標を探る
データはブラウザに自動保存されるので、アカウント登録も不要です。まずは3分、自分のスキルに星をつけてみてください。


私たちエールシステムは、長野県を拠点にWeb制作・マーケティングを手がけている会社です。このツールは、もともと社内のスキル管理のために作ったものですが、同じ悩みを持つWeb制作者の方に広く使ってもらいたいと思い公開しました。
「自分のチームでも使ってみたい」「カスタマイズして導入したい」といったご相談も歓迎しています。









