

Claudeにいつもの作業を毎回依頼するの、地味に大変。コミュニケーションは良くなったけど、複雑な作業の依頼も、もうちょっとラクにならないかな?
ClaudeなどのAIを使い慣れてくると、こんな気持ちになりますよね。議事録の整形、メールの返信、ブログ記事の下書き……毎回同じパターンの作業を、毎回同じ前置きから頼むのは、それなりに手間がかかってしまいます。
これに対する答えのひとつが、ClaudeのSkills機能です。よく使う手順を1つのSkillとして保存しておけば、ひとことで呼び出して実行できます。Pro/Maxプランで使える機能になります。
以前の記事では、Claude DesignでUI/UXデザインを会話から立ち上げる話を取り上げました。今回はもう一つの機能、よく使う作業をClaudeに覚えさせる「Skills」を見ていきます。


Claudeの「Skills」とは
ClaudeのSkillsは、よく使う手順や作業パターンを、ひとまとまりの「技」として保存できる機能です。一度Skillを作っておけば、次回からはひとことで呼び出して、同じ手順を実行してもらえます。
スタイル・プロジェクト・Skillsの違いを表で整理すると、こんな具合です。
| 機能 | 何を保存する | 呼び出し方 |
|---|---|---|
| スタイル | 話し方の役割 | 会話開始時に選ぶ |
| プロジェクト | 資料と文脈 | プロジェクトの部屋で会話 |
| Skills | 手順・段取り | 指示や呼び出しで実行 |
スタイルとプロジェクトが「Claudeの姿勢」を決めるのに対し、Skillsは「Claudeの動き方」を決めるイメージです。SkillsはClaude Pro/Maxで使える機能で、公式が用意しているSkillと、自分で作るSkillの両方が扱えます。
Skillsで何ができる


Skillsの典型的な使い方は、こんな感じです。
- 議事録の整形
会議の文字起こしを渡すと、決まったフォーマットで整理してくれる - メールの下書き
状況を伝えると、自分のトーンに合ったメール文を作る(個人情報の扱いなどは要注意) - ブログ記事の構成案
テーマを入れると、自分の書き方に沿った構成を出す - コードレビューの観点出し
コードを渡すと、決めたチェック項目で見てくれる - SNS投稿の量産
ネタを渡すと、いつもの口調で複数の投稿案を作る
「毎回同じパターンで頼んでる作業」があれば、それはSkillにする候補です。一度作れば、次回からは思い出さなくていい。覚え書きが一気にラクになります。
自分のSkillsを作る


Skillsは公式提供のものだけでなく、自分で作って育てていけます。作り方は4つのステップです。
- 何のためのSkillかを決める: 「議事録整形用」「ブログ下書き用」など、ひと目で目的が分かる名前にする
- 手順をきちんと書く: 「最初に〇〇を確認」「次に〇〇のフォーマットで整理」など、Claudeに渡す指示を順序立てて書く
- トリガーワードを設定する: そのSkillを呼び出すための合言葉。覚えやすく、他とかぶらないものに
- テストして調整する: 実際に呼び出して、出力をチェック。期待と違うところは指示を直していく
最初から完璧を目指さず、「動かしながら整える」がうまくいきます。スタイルやプロジェクトのときと同じ姿勢です。
使うときのコツ
- 頻度の高い作業から作る: 月に何度もやる作業ほどSkillの効果が大きい。年に一度の作業はSkillにする労力に見合わない
- トリガーワードは記憶しやすく: 「議事録整形」「メール下書き」など、自分が口にしやすい言葉に
- 指示は具体的に: 「丁寧に」より「敬語で、3段落以内、結論を先に」のように、行動が思い浮かぶ書き方
- やってほしくないことも書く: 「絵文字を使わない」「箇条書きばかりにしない」など、NGの明記が精度を上げる
- 使いながら育てる: 想定外の出力が出たら、Skillの指示を直して育てる
スタイルやプロジェクトと同じく、Skillsも「使いながら育てる」ものです。完成形を最初から目指さない。
Skillsで作った「技」は、自分専用に育てたClaudeの一部になります。プロフィール(自分)、スタイル(話し方)、プロジェクト(資料)と組み合わせると、Claudeとの仕事の幅がさらに広がっていきます。
まとめ
今回のポイントを整理します。
- ClaudeのSkillsは、よく使う手順を保存して呼び出せる機能。Pro/Maxで使える
- スタイル(姿勢)、プロジェクト(文脈)、Skills(動き方)で役割が違う
- 議事録整形、メール下書き、ブログ構成案、コードレビュー、SNS量産など、繰り返しの作業に向く
- 作り方は「目的を決める」「手順を書く」「トリガー設定」「テストと調整」の4ステップ
- 頻度の高い作業から作って、使いながら育てる
ここまでで、Pro/Maxプランで開く機能の世界を一通り見てきました。Claude Designで画面が立ち上がり、Skillsでよく使う作業をClaudeが覚えてくれる。1つのClaudeが、ぐっと自分の仕事に寄り添う存在になっていきます。
次回からは、Claudeを「アプリ」として使う話に入ります。デスクトップに常駐させて、画面を見ながら一緒に作業する世界です。
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