

「Gemini使ってみたけど、なんか微妙で…」
前回・前々回の記事でGeminiを実際に使ってみた方から、こんな声をいただくことがあります。
返ってきた文章がどこかよそよそしかったり、的外れだったり。「やっぱりAIってまだまだだな」と思ってそのまま使わなくなった、という方もいるかもしれません。
ただ、これは実はGeminiの問題ではなく、聞き方の問題であることがほとんどです。聞き方を少し変えるだけで、回答の質はかなり変わります。
今回は、私たちが実際の業務で見つけた「使える答えを引き出す3つのコツ」を紹介します。
Geminiから「使える答え」を引き出す3つのコツ


コツ1: 「誰に向けて」を伝える
一番多い失敗は、相手の情報を伝えずに聞いてしまうことです。
たとえばメールの下書きを頼むとき。
微妙な聞き方:
「お礼メールを書いて」
改善した聞き方:
「取引先の担当者へ、先日の打合せのお礼メールを書いて。相手は40代の男性で、3年ほどのつきあい。丁寧だけど堅すぎない文体で」
最初の聞き方だと、Geminiは「誰に送るのか」「どんな関係性なのか」がわからないので、テンプレートのような無難な文章を返すしかありません。相手の情報を足すだけで、そのまま手直しすれば使えるレベルの文面が出てきます。
ポイントは「人に頼むときと同じように背景を伝える」こと。新人スタッフに仕事を頼むとき、「メール書いといて」だけでは伝わりませんよね。それと同じです。
コツ2: 条件をひとつ足す
もうひとつ多いのが、条件が足りないパターンです。
スプレッドシートの作業をGeminiに相談するとき。
微妙な聞き方:
「売上データを整理して」
改善した聞き方:
「B列に月ごとの売上が入っています。これを金額の大きい順に並べ替えて、上位5件だけ別シートにまとめたい」
「整理して」だけでは、Geminiはどう整理すればいいのか判断できません。「どの列のデータか」「何を基準に」「どうしたいか」のうち、ひとつ足すだけで回答の精度が大きく上がります。
一度に全部の条件を完璧に伝える必要はありません。「まず金額順に並べて」→「そこから上位5件だけ抜き出したい」と、段階的に伝えても大丈夫です。
コツ3: 「ダメ出し」していい
Geminiの答えが一発で完璧である必要はありません。むしろ、やりとりを重ねて答えを磨いていくほうが自然な使い方です。
「もう少しカジュアルな文体にして」
「箇条書きじゃなくて文章にして」
「長すぎるから半分くらいに短くして」
こんなふうに、気に入らなかったらその場で注文をつけてください。Geminiは直前のやりとりを覚えているので、会話を続けるだけで回答がどんどん改善されます。
私たちも業務で使うとき、1回の質問で終わることはほとんどありません。2〜3回やりとりして「これなら使える」という回答にたどり着くのが普通です。
まとめ
Geminiから使える答えを引き出すコツは3つです。
- 「誰に向けて」を伝える — 相手の情報を足すだけで回答が具体的になる
- 条件をひとつ足す — 「どの列を」「何順で」「いくつ」を伝える
- ダメ出ししていい — 1回で完璧を求めず、やりとりで磨く
特別な技術は必要ありません。「人に頼むときと同じくらい丁寧に伝える」、それだけです。
「試したけど微妙だった」という方は、ぜひこの3つを意識してもう一度使ってみてください。答えの質が変わることを実感できるはずです。
次回の第4回は「社内でAI活用を広げるための第一歩」。自分が使えるようになったあと、チームや会社全体にどう広げていくかをお伝えします。
AIの導入や活用にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。私たちエールシステムが、実際の業務での活用経験をもとにお手伝いします。
その他のお問い合わせ
0267-25-5990
info@ailesys.co.jp
営業時間:9:00〜18:00
定休日:土曜、日曜、祝日








