

Gemini、自分では使えるようになったんだけど…社内で使ってるの自分だけなんですよね。
この記事はシリーズ「はじめてのGemini」の第4回(最終回)です。前回までで、Geminiの基本・Google連携・聞き方のコツをお伝えしてきました。今回は、自分が使えるようになったAIを社内にどう広げるかをお伝えします。
前回は、Geminiから使える答えを引き出す聞き方のコツをお伝えしました。
「Gemini、便利だよ」と隣の席の人に見せたのに、翌日にはもう忘れられていた。
このシリーズを読んで、自分ではGeminiを使えるようになった方も多いと思います。メールの下書き、スプレッドシートの数式、聞き方のコツ。でも、気づけば社内で使っているのは自分だけ。
社内でAI活用を広げるために必要なのは、大がかりな導入計画ではありません。まず一人が使っている姿を見せること。そこから始まります。
最終回の今回は、私たちエールシステムの社内で実際にAI活用が広がっていった経験をもとに、3つのステップを紹介します。
AI活用を社内に広げる3つのステップ


ステップ1: まず「見せる」
一番効果があったのは、「教える」のではなく「見せる」ことでした。
私たちの社内では、あるメンバーがAIを使ってブラウザで遊べるミニゲームを作り、社内のチャットに投稿しました。「AIとの会話だけで15分で作れた」という一言つきで。
これが思いのほか反響がありました。「え、こんなことできるの?」「自分も何か作ってみたい」という声が自然に出てきたのです。
ポイントは、業務改善の話から入らないこと。「便利だよ」より「面白いよ」のほうが人は動きます。Geminiでキャッチコピーを10案出してもらった画面をスクリーンショットで共有する。スプレッドシートの数式を一発で解決してもらった様子を見せる。それだけで十分です。
ステップ2: 「触れる場」を作る
興味を持つ人が出てきたら、そのタイミングを逃さないこと。
見せた後に大事なのは、「じゃあ自分もやってみよう」と思える場を用意することです。
おすすめはランチタイムの15分体験会。大げさな研修ではなく、「お昼ごはんのついでにGemini触ってみませんか」くらいの気軽さがちょうどいい。
やることはシンプルです。参加者のパソコンでgemini.google.comを開いて、第1回で紹介した「メールの下書き」か「キャッチコピー案出し」を一緒にやってみる。自分の業務に関係あるテーマで試すと「これは使えるかも」という手応えが生まれます。
全員参加にする必要はありません。「興味ある人だけどうぞ」で始めるほうが、かえってうまくいきます。
ステップ3: 「面白がる人」を見つける
最後のステップは、社内で「面白がってくれる人」を1人見つけることです。
私たちの社内では、ミニゲームを共有したメンバーの投稿を見て、別のメンバーが「自分も業務システムの改善にAIを使ってみたい」と言い出しました。今ではその人が実験の経過をチャットで共有し、さらに別のメンバーが関連する技術情報を投稿するようになっています。
全社員がAIを使いこなす必要はありません。まず1人。その1人が面白がって使い続けてくれれば、周りは自然とついてきます。
経営者やWeb担当者の方がやるべきことは、その「1人目」を見つけて、試す時間と場所を確保してあげることです。
なお、体験会を開く際はひとつだけ注意点があります。お客様の個人情報や社内の機密情報はAIに入力しないよう、参加者にも伝えてあげてください。(Google Workspaceの有料プランなら、入力データがAIモデルのトレーニングに使われることはありません。)無料アカウントの場合は、設定でGemini Appsアクティビティをオフにしておくと安心です。安心して試せる環境を整えることも、広げるための大事な一歩です。
まとめ
AI活用を社内に広げるステップは3つです。
- まず「見せる」 — 教えるより、使っている姿を共有する
- 「触れる場」を作る — ランチ15分の体験会で十分
- 「面白がる人」を見つける — 全員じゃなく、まず1人
「はじめてのGemini」シリーズは今回で最終回です。全4回を振り返ります。
- 第1回: Geminiの基本と、5分で試せる3つのこと
- 第2回: GmailやスプレッドシートでGeminiを使う方法
- 第3回: 使える答えを引き出す聞き方のコツ
- 第4回: AI活用を社内に広げる3つのステップ(今回)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
もし社内で広げていく中で、こんな壁にぶつかったら。
- 「どの業務にAIを使えばいいか、優先順位がわからない」
- 「セキュリティやデータの扱いが不安で踏み出せない」
- 「Gemini以外のAIツールも比較検討したい」
そのときは、私たちに相談してください。エールシステムは、自社でAIを業務に使い続けている経験をもとに、お客様の状況に合った活用の進め方を一緒に考えます。
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