

Claudeに聞くたびに答えの感じがバラバラなんだけど、毎回ちょうどいいトーンにそろえる方法ってあるのかな?
Claudeを含め、AIを使い慣れてくると、こんな場面に出会うことがあります。同じようにお願いしているのに、返ってくる文章のトーンが毎回バラバラ…。あるときは丁寧すぎるほどの長文、あるときはあっさり一言。「そうじゃなくて、いつもこういう感じで答えてほしいんだけどな」と感じますよね。
これは、Claudeに「役割」を持たせることで、ぐっと解決します。同じClaudeでも、どんな役割で話してほしいかを先に決めておくと、毎回ねらった調子で答えてくれるようになります。今回は、その設定方法と、私たちが実際にやっている使い分けを紹介します。
前回の記事では、仕事で安心して使うための注意点と、回答の質を上げるコツを取り上げました。今回はその一歩先、「自分専用のClaudeを作る」お話です。


Claudeの「スタイル」とは (※スキルへの移行中の機能)
Claudeのスタイルとは、回答の話し方やまとめ方を、用途に合わせて切り替える機能です。同じ質問でも、選んだスタイルによって返ってくる答えの雰囲気が変わります。
入力欄の近くにある「+」メニューから「スタイルを使用」を開くと、最初からいくつかのスタイルが用意されているのが分かります。
| スタイル | こんなときに |
|---|---|
| 標準 | ふだんづかい。バランスのとれた標準的な回答 |
| 簡潔 | 時間がないとき。短く、要点を直接 |
| 説明的 | 新しいことを学ぶとき。かみくだいた、教育的な説明 |
| 丁寧 | 社外向けの文書など。明快で整ったフォーマルな文体 |
このほかにも「学習」など、用途別のスタイルが順次増えています。まずはいくつか切り替えてみるだけでも、Claudeの印象がかなり変わるのが体感できます。
自分専用の「役割」を作る


プリセットだけでも十分便利ですが、Claudeの本領は「自分専用のスタイル」を作れるところにあります。「スタイルを使用」メニューの一番下にある「スタイルの作成と編集」から、自分だけの役割を登録できます。
私たちも、役割ごとにスタイルを用意して使い分けてきました。たとえば、こんな具合です。
- ブログ執筆用: 読者に寄り添う、です・ます調、専門用語は噛み砕く
- レビュー用: 遠慮なく厳しく。良い点より、直すべき点を優先して指摘する
- エンジニア相談用: 結論から先に。コードは省略せず、根拠も添える
おもしろいのは、同じ質問をしても、選んでいる役割によって答えがまるで別人のように変わることです。「この資料、どう思う?」と聞いたとき、ブログ用なら優しく整理してくれ、レビュー用なら容赦なく弱点を突いてくれます。一人のClaudeが、用途ごとの専門家に変わるような感覚です。
役割づくりのコツ
自分専用のスタイルを作るときは、いくつかコツがあります。
- 具体的に書く: 「丁寧に」より「一文を短く、専門用語には必ず注釈をつけて」のように、行動が思い浮かぶ言葉にする
- やってほしくないことも書く: 「前置きを長くしない」「箇条書きばかりにしない」など、NGを明記すると精度が上がる
- お手本の文章を見せる: 理想に近い文章を一つ渡すと、Claudeはその雰囲気をつかんでくれる
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。使いながら「ここはこうしてほしい」を少しずつ足していくと、自分だけの相棒に育っていきます。
スタイルは今「スキル」へ進化している


このスタイル機能は、2026年5月から「スキル」という既存のより便利な仕組みへ移行が始まっています。画面に「スタイルがスキルに移行中です」という案内が出ているかもしれません。
ただ、慌てる必要はありません。スキルは、スタイルでやっていた「役割を持たせる」という考え方を、もっと柔軟にしたものです。実のところ、自分で作るカスタムスタイルは、もともとスキルとよく似た発想です。だから今回お話しした「Claudeに役割を持たせる」という考え方は、呼び名が変わっても、これからずっと使えます。
まずは標準スタイルから触ってみて、慣れてきたら自分専用の役割を一つ作ってみる。その経験は、これからのスキルにもそのまま生きてきます。
まとめ
今回のポイントを整理します。
- Claudeは「スタイル」で回答の話し方を切り替えられる
- 標準・学習・簡潔・説明的・丁寧など、最初から使えるスタイルがある
- 自分専用の役割(カスタムスタイル)を作ると、用途ごとに最適な相棒になる
- 作るコツは「具体的に」「NGも書く」「お手本を見せる」
- スタイルは今スキルへ進化中。でも「役割を持たせる」という発想は変わらない
次回は、Claudeの「プロジェクト」機能を紹介します。役割を持たせた相棒に、さらに資料と文脈を覚えさせて、続きものの仕事を任せられるようにする回です。
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