

Claudeに毎回「自分はこういう立場で〜」って説明するの、地味に手間なんだよね。一度教えて全部わかってもらえないかな?
ClaudeなどのAIを使い込んでくると、さらに使いやすくならないか?っと思いますよね。同じ自己紹介を毎回繰り返すのも、用途ごとに前置きを書くのも、ちょっと面倒ですよね。すでにかなり便利だとしても、より使いやすくしたいと思うものです。
ここまでに「役割」(スタイル)と「知識」(プロジェクト)の持たせ方を取り上げてきました。今回はもう一段先、自分のことをClaude全体に覚えさせる「プロフィール」機能と、3つを掛け合わせると何が変わるかをお話しします。
以前の記事では、プロジェクト機能で用途ごとに資料と文脈を持たせる方法を紹介しました。今回は、AIにさらに「自分自身」をわかってもらうお話です。


Claudeに「自分」を伝えるプロフィール設定
プロフィールとは、Claudeに「自分はこういう人です」と伝えておく機能です。設定画面から設定すると、その後のすべての会話に常に反映されます。
スタイルやプロジェクトと違って、特定の用途や部屋だけでなく、Claudeとの会話全体に効きます。3つの関係を表にすると、以下のようになります。
| 機能 | 何を決める | 効く範囲 |
|---|---|---|
| プロフィール | 自分は誰か | 全会話 |
| スタイル | どう話してほしいか | 会話ごとに切替 |
| プロジェクト | 何について話すか | 部屋の中 |
いちばん土台になるのがプロフィールです。スタイルもプロジェクトも、プロフィールの上に重ねていくものと考えると、3つの関係がすっきり整理できます。
プロフィールに書ける5つのカテゴリ


何を書くと効くのか。5つのカテゴリに分けてみました。
- 自分のこと
役職や業界だけでなく、性格や考え方の癖、好きなもの、大事にしている価値観まで。深く書くほど効く - 求める語調
「敬語なし」「絵文字は使わない」「結論を先に」など、話し方のルール。OKだけでなくNGも書く - 求める振る舞い
「同調しすぎない」「メリットだけでなくデメリットも添える」「不確かなことは正直に言う」など、相棒としてどうあってほしいか - 関係性のルール
「作業を始める前に必ず相談する」「間違えたら隠さずすぐ伝える」など、やってほしくない動き方を含めた関係性 - 判断軸
迷ったときに何を優先するかを一行で。自分なりのスローガンや原則があれば
役職や経歴だけだと、Claudeは「正しいけど一般的な」答えしか返してくれません。性格や価値観、関係性のルールまで踏み込んで初めて、Claudeの応答が「この人だから」のものに変わってきます。
3つを掛け合わせるとどうなる


プロフィール、スタイル、プロジェクト。3つが揃うと、Claudeとのやり取りが質的に変わります。
実感としていちばん大きいのは、雑にお願いしても通じるようになることです。毎回前置きをしなくても、「あれをこんな感じで」「先週話したあれの続き」が伝わるようになる。家族同士の会話で「あれ取って」「あれどうなった?」が通じる、あの感覚に近いかもしれません。
3つの役割を整理するとこうなります。
- プロフィール
自分のこと(背景・性格・関係性のルール)を、Claude全体に伝える - スタイル
用途別の「話し方の役割」を切り替える - プロジェクト
テーマ別に「資料と文脈の部屋」を分ける
たとえば、お客様対応のプロジェクト(資料)の中で、丁寧な対応用のスタイル(話し方)を選び、その上にプロフィール(あなた自身)が常に効いている。3つが噛み合うと、Claudeはもう汎用のAIではなく、あなたの相棒として動いてくれる感覚になれるでしょう。
書くときのコツ
プロフィールは、なるべく詳細に書くほど効果がでるものです。短く済ませると、それなりの答えしか返ってきません。逆に、性格や関係性まで丁寧に書いておくと、想像以上の応答が返ってくるようになります。
- 役職より、性格と価値観を: 例としては、「Web制作会社のディレクター」より「ロジカルに考えてすぐ動くタイプ。例え話で伝えるのが得意」のが好みに近くなりやすい
- やってほしくないこともはっきり書く: 「絵文字を使わない」「上から目線はやめる」など、NGの明記が精度を上げる
- 関係性のルールを書く: 単なる情報の羅列ではなく、「迷ったら聞く」「間違えたらすぐ伝える」のような相棒との関係性まで書く
- 最初から完璧にしない: 使いながら「ここはこう書いておけばよかった」を少しずつ足していく。育てていく感覚で
注意したいのは、機密情報を入れすぎないことです。プロフィールはClaudeとのやり取りすべてに常駐します。社外秘の数字や個人情報は、たとえ自分のことであっても、書かないか抽象化しておくと安心です。
まとめ
今回のポイントを整理します。
- プロフィールは「自分は誰か」を伝える機能。スタイルやプロジェクトと違い、全会話に常時効く
- おすすめカテゴリは5つ:自分のこと/求める語調/求める振る舞い/関係性のルール/判断軸
- 役職だけより、性格・価値観・関係性まで合わせて書くと、応答が「より自分用」になる
- 3つ(プロフィール×スタイル×プロジェクト)を掛け合わせると、通じる度合いが「家族レベル」の相棒になるかも
- 最初から完璧を目指さない。使いながら育てていく
次回は、Claudeの「アーティファクト」機能を紹介します。会話の中で文書やコードがそのまま成果物として目の前に立ち上がる、「作ってもらう」から「一緒に作る」への転換点です。


その他のお問い合わせ
0267-25-5990
info@ailesys.co.jp
営業時間:9:00〜18:00
定休日:土曜、日曜、祝日






