
はじめに
LINEスタンプは、個人でも比較的に手軽に制作・販売できることから、多くのクリエイターに人気ですよね。
「自分のキャラクターをスタンプにして売りたい!」と思ったことはありませんか?
しかし、最初は「何から始めればいいの?」「登録ってむずかしそう…」と迷うことだらけですよね。
この記事では、実際にスタンプを販売した経験をもとに、企画から制作・申請・販売までの流れを、はじめての人にもわかりやすく紹介していきます!
LINEスタンプに挑戦したい方への参考になったらうれしいと思います。
準備編|スタンプ制作前に確認しておきたいこと
LINEスタンプを制作・販売するにあたり、事前に準備しておくべきものや基本仕様についてご紹介します。
初めて取り組む方でもスムーズに進められるよう、必要な環境やツールもあわせてまとめています。
📌必要なもの
- LINEアカウント
→ LINE スタンプメーカーを利用するために必要です。 - スタンプ用の画像データ
→ イラストとあわせてセリフを入れた画像が一般的です。 - パソコンまたはスマートフォン
→ 制作および登録はPC・スマホどちらでも可能です。 - 画像編集ツール
→ 作業に合ったツールを使用することで、より効率よく制作できます。
スタンプの基本仕様(2025年時点)
LINEスタンプには以下の仕様があります。制作時にはこのルールに沿ったデータを用意しましょう。
- 画像サイズ:370×320px(推奨)
- スタンプ数:8個/16個/24個/32個/40個から選択可能
- ファイル形式:PNG形式(背景透過)
おすすめの画像制作アプリ
スタンプ制作に活用できる画像編集アプリは以下の通りです。
ご自身の作業環境やスキルにあわせて、使いやすいものを選びましょう。
- Canva(直感的な操作で初心者向け。テンプレートも豊富)
- ibisPaint(スマートフォンでのイラスト制作に適しており、ペンやブラシ機能も充実)
- Photoshop(本格的な編集に対応。プロユース向け)
- ミニドット絵メーカー3(ドット絵を細かく編集できるツール)
- Dot × Dot「ピクセルアートジェネレーター」(気軽にドット絵を作成するツール)
制作編|スタンプ画像を制作しよう
スタンプ制作工程は、キャラクターやデザインの準備から画像ファイルの整形まで、いくつかのステップに分かれます。スタンプ画像を制作する際の流れと、ポイントについてご紹介します。
スタンプの主役となるキャラクターやイラストを制作します。
あらかじめ世界観や表情のバリエーションを決めておくと、後の作業がスムーズです。
- 喜怒哀楽など感情表現のパターン
- 挨拶・リアクションなど日常会話に使いやすい動作
- 服装や色のバリエーション(統一感があると◎)
スタンプにセリフを入れることで、使いどころがはっきりし、実用的なスタンプになります。
文字のフォントや配置にも注意し、見やすさを意識しましょう。
- 「おはよう」「ありがとう」「了解!」「またね」「おつかれさま」など
スタンプ用の画像は背景透過のPNG形式が推奨です。
また、LINEの審査ガイドラインを満たすよう、著作権や表現内容にも十分配慮して制作しましょう。
登録編|LINE スタンプメーカー(アプリ)登録とスタンプ販売申請手順
スタンプ画像制作が完了したら、いよいよLINE スタンプメーカーでの登録・申請作業です。
アカウントの作成からスタンプのアップロード、審査申請までの流れを解説します。
スタンプを販売するためのクリエイターアカウントを作成します。
登録手順
- アプリ「LINEスタンプメーカー」をダウンロード
- LINEアカウントでログイン
- 利用規約の確認・同意
- メールアドレスの登録と本人確認(SMS認証など)
- クリエイター情報(名前・国・販売地域など)の入力
- 事前につくっておいた「8/16/24/32/40」種のいずれかの数分のスタンプ用画像を登録する
- タイトルや説明を準備しておく

- 事前に準備しておいたスタンプを開く

- メイン画像選択画面が表示します
- 画像を選択したら右上の保存をタップ

- タイトルを入力する
- 右上の完了をタップ

- 説明文を入力します
- 右上の完了をタップ

- メイン画像、タイトル、説明文を入れたらもう一度内容をチェックし、問題なければ販売申請ボタンをタップ

- 事前準備した数を選択する

- 掲載したい順に番号をつけていきます
- すべて選択できたら次へをタップ

- 先ほど設定したメイン画像で問題ないか最後に確認します
- 問題なければ次へをタップ

- タイトル
- 説明文
- 写真・動画の使用
- 販売価格
- 売上分配設定
- 販売開始設定
- コピーライト
- 販売エリア
- テイストカテゴリ
- キャラクターカテゴリ
- LINEスタンププレミアム
- スタンプアレンジ設定

- プレビューに問題なければ次へをタップ

- 肖像権の利用規定
- 販売済スタンプの扱い
- 15歳未満の方の同意
- 肖像権管理事務所等の同意
- 各権利侵害の確認
- 各権利侵害時の措置
- トラブルの責任

- 内容を確認し、リクエストをタップ

- あとは審査結果を待ちましょう
※販売エリアが広いと審査に時間がかかるようです

審査&販売編|公開までの流れと販売後の対応

スタンプの審査申請が完了すると、LINEによるコンテンツ確認が行われます。
審査にかかる期間や審査通過のポイント、公開後に行うべきアクションについてご紹介します。
審査について
審査期間の目安
通常、審査には1〜3営業日程度かかります。
ただし、申請内容や混雑状況により前後する場合があります。
審査基準のポイント
以下のような点に注意しておくと、審査通過の可能性が高まります。
- 著作権を侵害していないか(他作品・他人の画像やキャラクターなど)
- 過激・不適切な表現が含まれていないか
- 視認性やデザインの一貫性(サイズ・構図・セリフの配置など)
- ガイドラインに沿った画像形式・ファイル命名規則を守っているか
審査が通らないことも…
今回「ゆけ!ぴよ丸」のLINEスタンプでは、販売可能エリアすべてで申請したところ、「インドネシア」のガイドラインに合わず、残念ながら審査が通りませんでした。
その後エリアをしぼって再申請して無事に通りました


販売開始
審査に通過すると、スタンプがLINEアプリ内スタンプショップに公開されます。


\ ゆけ!ぴよ丸LINEスタンプはこちら /
販売後に行うべきこと
販売開始後は、スタンプを多くの人に知ってもらうための告知活動が効果的です。
🔗 シェア・告知
- SNS(X / Instagram / Threads など)での告知
- ブログ記事で紹介(このブログのように♥️)
- QRコード・URLの発行と共有
🎁 スタンププレゼント(任意)
- LINE友だちにスタンプをプレゼントすることも可能です(有料コイン使用)
- 実際の使用シーンを投稿することで自然な広がりが生まれます
おわりに




LINEスタンプの制作・販売は、基本的な手順を押さえれば、自分のアイデアやキャラクターを形にできるクリエイターにとって素敵なコンテンツです。実際にスタンプを公開して、たくさんの人に使ってもらえることは、大きな達成感ややりがいにもつながりると思います。
これからスタンプ制作を始めたいと考えている方に、少しでも参考になれると嬉しいです。
エールシステムでもこれからもスタンプを制作しながら、よりたくさんの方に楽しんでもらえるコンテンツを発信していきたいと思います。
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